乳首の黒ずみ原因は?


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乳首が黒ずむのは、紫外線や外からの刺激から真皮を守るために

体内で生成されるメラニンが色素沈着を起こすためなんです。

デリケートな部分ほど黒ずみやすく、バストトップの場合は柔らかな

先端部分を守るために色素沈着がしやすくなっています。



黒ずみの具体的な要因は・・・


メラニンが生成される具体的な要因には、主に「生まれつき」「紫外線」

「摩擦」「妊娠・出産によるホルモンバランスの変化」「授乳」や「加齢」

「アトピー性皮膚炎」などが考えられます。


(1)生まれつき
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生まれつき皮膚が黒い子もいれば白い子もいるのと同じように、乳首も

ピンク色の子もいれば黒っぽい子もいます。

つまり、乳首の色というのは、生まれながらのメラニン色素の量によって

先天的に決まってしまっているのです。

また、生まれつき肌が黒っぽい子は、メラニン色素の生成も多いので、

乳首も黒くなりやすいという傾向があります。



(2) 紫外線
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日常で乳首が紫外線にさらされることはないから関係ない、と思いがち

ですが、服を着ていても少なからず乳首も紫外線の影響を受けています。

「目からも日焼けする」というのを知っていますか?目に紫外線が当たると、

細胞がダメージを受けます。そして、その情報が脳に伝わると、肌を守る

ために脳が「メラニン色素を作れ」という指示を出すのです。 なので、日差し

の強い日は外出を控えたり日焼け防止でサングラスは効果的です。




(3) 摩擦
衣類が乳首と摩擦を起こすことによって、その摩擦から皮膚を守ろうと

するためにメラニン色素を過剰に生産してしまうことがあります。

摩擦を受けても大丈夫なように、メラニン色素が集まって乳首を強くして

いくという現象です。


下着を選ぶ際は、自分に合ったサイズにしたり、素材を綿100%のものを

選んだり摩擦の少ないものを身に着けるようにしましょう。



(4) 妊娠・出産によるホルモンバランスの変化
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人によって程度はありますが、妊娠時に乳房のハリや乳首(乳頭)が

敏感になるといった変化と共に、妊娠を迎えた乳頭(乳首)や乳輪が

だんだんと黒ずんだ色に変化していきます。

この原因となるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン

(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンで、妊娠20週くらいから

急激に分泌が増加します。この2つのホルモンはメラニン色素の色素

細胞を刺激するので、分泌が増加することで肌のメラニン色素が増え、

色素沈着が起こりやすくなるのです。



(5) 授乳
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乳首に関しては、お肌を保護する働きをもつメラニン色素が赤ちゃんの

授乳に備えるために黒ずんでくるとも考えられています。

また、赤ちゃんが乳首(乳頭)見つけやすいように色素が沈着するという

説もあります。

妊娠期に起こる乳首の黒ずみは、一時的なものであり、授乳期間が

終われば、徐々に自然と元の色に戻ると言われていますが、体質に

よっては元の色に戻りにくい方もいるようです。



(6) 加齢
加齢によって、肌の新陳代謝が遅くなると、古い角質細胞と一緒に

メラニン色素が残って肌は黒ずみます。それによって、本来肌が再生

すると自然にはがれる古い角質やメラニン色素が、だんだん蓄積して

いくために黒ずんでいきます。

しかし高齢になるとメラニンの生成自体が衰えてくるので、次第にピンク色

へと薄まってきます。


(7) アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎で湿疹が頻繁に繰り返されることによって、炎症後の

色素沈着が引き起こされ黒ずみとなります。



以上のことが原因として考えられます。


特に、日頃の生活環境の中の『紫外線』や『摩擦』は誰でもが

影響を受ける要因となりますので注意が必要です。



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次は、乳首の黒ずみの対処法です。